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ソラマメとエンドウの種まき

板木技術士事務所:板木利隆

ソラマメとエンドウの種まき どちらも家庭菜園に取り入れれば、取れたての味が楽しめること請け合いです。

 種まきの適期は、関東南部以西の平坦地では10月20日前後ですが、地域によって寒暖があるので、これより寒い地域では少し遅まきの月末ぐらいに、暖かい地域では少し早まきの上旬にと、プラスマイナス10日ぐらいの差をつけた方がよいでしょう。

 寒い地域で早まきすると、大きくなってから厳しい寒さに遭うために葉がやられたり、茎から枯れたりしてしまいます。ソラマメよりもエンドウの方が敏感です。

 連作畑は避けてください。とりわけエンドウは、野菜の中で最も連作障害が出やすいので、少なくとも4~5年は空けるよう注意しましょう。

 いずれも畝面に、地温上昇や防乾、雑草防止、アブラムシの飛来軽減に有効な「黒色ポリマルチ」をすることをおすすめします。

 ソラマメは種子が大きいので、図のように種まきではおはぐろを斜め下向きにし、深く埋め過ぎないように注意します。

 エンドウは茎葉がか弱く、風に振り回されやすいので、一カ所当たり4~5粒まきにします。生えそろったら間引いて2本立てとし、友育ちで寒風に耐えるようにしましょう。

 畑の都合がつかない場合や鳥害を避けたい場合にはセルトレーを用い、育苗してから畑に植えることをおすすめします。

 種子の大きさに大差があるので、ソラマメは72穴、エンドウは128穴(60×30cmのトレーの穴数)を用いるようにします。草丈7~8cmになり、苗が引き抜きやすくなったころが畑への植えどきです。抜きにくいものはトレーの裏側からセルをつまみ、苗を浮き上がらせてやるとうまく抜けます。

JA広報通信より