犬山市は１５日、博物館明治村の和食処碧水亭でダムカレーの試食会を開き、JA愛知北が試食に使う米、同JA産「あいちのかおり」１０キロを無料提供しました。

当日は、同市の山田拓郎市長や同JA小川隆史常務理事ら約３０人が参加。碧水亭で期間限定メニューとして提供予定のダムカレーを試食しました。世界かんがい施設遺産に登録されている入鹿池の認知度向上と訪問客を増やし地域振興に繋げるのが目的です。カレーはダムをモチーフにしており、ご飯でダムを作りルーで貯水池を表現。入鹿池受益地で生産された米「あいちのかおり」と入鹿池にゆかりのあるワカサギや同市でも収穫されるムカゴを使い、桜でんぶを入鹿池のほとりの桜並木に見立てました。

農業用ため池である入鹿池のダムカード配布が１５日に始まったことと合わせてお披露目しました。

ダムカードとはダムに関する情報を掲載したカードで国土交通省統一様式のものが全国約６５０か所で配布されています。入鹿池のダムカード当初配布分の５，０００枚を同JAが同市へ地域・農業活性化活動助成を活用し寄贈しました。

入鹿池はため池だがダムの基準を満たしており、同ＪＡ管内の農業にも貢献しています。

小川常務理事は「明治村で配布される紹介チラシにもあいちのかおりを使用していると記載される予定。地元のお米を広く知ってもらう機会になると思う」と話しました。

ダムカレーは３月３日から６月２４日まで１日限定２０食を１食１，３００円（税込）で提供。ダムカードは入鹿用水土地改良区事務所で平日９時から１６時に無料配布しています。