扶桑町守口大根漬物組合は、20日に「守口大根」優良品種を選抜する母本選抜を行った。母本選抜とは、病気に強いものや品質の安定しているものを選抜する作業であり、50年以上長い歳月行われている「守口大根」のブランドを守る最も重要な作業の一つである。
扶桑町は、愛知県北西部の木曽川の流域に位置し、古くから大根やごぼうなどの根菜類の栽培が盛んである。贈答用として全国で販売される「守口漬け」の主原料である守口大根の全国生産量の約70%を占めている。
守口大根は、共同出荷による全量契約栽培を行っており、愛知県漬物協会を通じて販売することで、他への広がることを防ぎ、希少価値を守っています。